京都のそばに住んでいるに、京都について知らないことが多い。
これって観光地あるあるなのかもしれませんね。
神社仏閣や名物料理、歴史や文化も知らないことだらけ。
よっぽど京都に来られる観光客の皆さんや外国人観光客の方々の方が情報豊かで物知りです。
行ってみたいな~やってみたいな~と思っていても、なかなかきっかけやタイミングそして勇気が無かったかな。コロナの縛りも段々となくなってきたのと同時に、SNSでは新しいツールで様々な体験を提案しているサイトがいっぱいできています。その中で私が目に付いたのは、『Otonami』。大人の少し贅沢な体験ができるサイトです。全国どこでも体験できます。その中で、身近なところで色好きの私にピッタリなモノを見つけました(^^♪
『京都アトリエシムラで機織り体験』です。
場所は京都河原町四条にある壽ビルディング2階。
志村ふくみさんは日本の染織家。紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)。草木染の糸を使った紬織の作品で知られています。出身は滋賀県近江八幡市。98歳。娘さんの志村洋子さんが都機工房を創設。息子さんと芸術学校を開校されています。
壽ビルディングも昭和に建てられた登録有形文化財に指定されたいます。
そんな場所での約2時間の機織り体験。
季節の糸の色は、今回は茜でした。
茜の濃淡(グラデーション)の糸が用意されていました。その他、アクセントに白や黄色、緑色、紺(藍)もありました。黄色が苅安。藍と苅安を混ぜて緑色に染めてあります。好きに使ってくださいっと言われましたが…..先ず機織りって初めてで、超緊張!織機の仕組みを教えていただき、縦糸と横糸の存在を確認して、手と足を使って織っていきます。
縦に絹糸が1000本以上張られていて、そこに横糸を通していきます。最初は間違わずにゆっくりと、少し慣れてくるとリズムが取れてきます。どれぐらい糸を行き来したらどれくらい織れるのかが分かると、糸の色を変えてみようとか?段々と楽しくなってきます。カタン…パンパン…が心地よくなって…いい集中力が生まれます。2時間はあっという間に。34センチ幅のを30㎝くらい織れました。なかなか早いですよっと言われました。一日織ると袱紗が作れるくらい織れるようです。私は本のブックカバーにしてみようかな~と思っています。
糸を織っていけば布地になる…..ってことが、自分の手で感じれました。縦に絹糸を使っているので、出来た織物はとても光沢がありとても綺麗です。手で紡いでいる糸なので、凸凹があったりして味わいが出ます。これもまた唯一無二です。
私のほかに、大阪や名古屋から京都観光と一緒にこの機織り体験を組み入れて楽しまれておられました。昼からは座禅体験もしますと。ん~、大人な一人旅いいなあ~。
色が大好きな私、日本の伝統色の復元をされてきた染色家の吉岡幸雄氏が好きで、日本の色の辞典は大切に持っています。かつて一緒にお写真も…..
糸も機織りも実際に触って体験してみると、またものつくりの凄さを感じました。なかなか上手い言葉が出てこないのですが、日頃、普通に過ごしていると気づかない手作りの温かさや作り手の思い、表現、細かい手仕事に改めて感心をしました。大切にしていきたいものだなとも思いました。
とてもいい体験でした。
次は…..(^^)
何を体験してみようかな~